
©️ Leonhard Hilzensauer
ミシャー’トラクスラー
カテリーナ・ミシャー(1982年生まれ)とトーマス・トラクスラー(1981年生まれ)は2009年にミシャー'トラクスラーというスタジオを設立。
この非凡なデザイナーデュオはウィーンを拠点に数々の商品や家具、キネティックアートを手掛け、職人のようなクラフトマンシップと最先端のテクノロジーを融合した作品を発表している。コンセプチュアリズムや実験からヒントを得た彼らの作品は、アートの現状に疑問を投げかけ、優れたデザインを生み出す感情、環境、哲学の本質を探っている。
ミシャー’トラクスラーの作品はシカゴ美術館やヴィトラ・デザイン・ミュージアム、ウィーンのMAK(オーストリア応用美術博物館)で常設展示されているほか、ボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館やロンドンのデザインミュージアム、ミラノのトリエンナーレ、北京の中央美術学院美術館、ローザンヌのMudac(現代デザイン・応用芸術美術館)にも展示され、各国の催事や展覧会に出品されている。彼らの作品は、Wu Guanzhongアート&サイエンス・イノベーション・アワード2012、オーストリア・エクスペリメンタルデザイン・アワード2009、プリ・アルスエレクトロニカ2009、DMYアワード2009など数々の賞を獲得。スタジオとしても、2011年のデザインマイアミ/バーゼルとWホテルが協賛する「Wホテル・デザイナー・オブ・ザ・フューチャー・アワード」に輝いた。また、2014年にはBe-open財団の「ヤングタレントアワード」を、2016年にはスワロフスキーとウィーンデザインウィークからスワロフスキーデザインメダル2016を受賞。